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SMSの受信拒否設定は必要か

SMSはメールと違い通信費がかかるため、迷惑メールは少ないのが現状です。SMSでも受信拒否設定は可能ですが、キャリアごとの設定可能内容と設定する必要があるかどうかなどをご説明します

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SMSの受信拒否設定は必要か

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SMSの受信拒否設定は必要か

SMS(ショートメッセージサービス、ショートメール、short message service)はフリーメールや携帯メールに比べてより確実に届くという特徴があります。その特徴を裏付けている理由には以下のようなことがあります。

  1. SMSが携帯電話・スマートフォン1台に対して1つのIDが割り振られ、ほぼすべての機種に標準搭載されているため。
  2. 携帯電話番号ポータビリティ(MNP)が制度化されたことで、同じ電話番号を維持し続ける人が増えたため。
  3. フリーメールや携帯メールと比べ、迷惑メール対策等でメールの受信拒否設定やフィルタリングを行っている人が少ないため。

1、2はともかく3に関してはSMSの機能として迷惑メール対策がないわけではなく、さらに本サイトでもSMSを用いたフィッシング詐欺の増加でご紹介の通り、SMSにおいても迷惑メールやなりすましメールは発生しています。そんな中、SMS受信拒否設定はしなくてもよいのか、心配な方もいるのではないでしょうか。今回は受信拒否設定をテーマとし、SMSの動向をご紹介します。

SMSの受信拒否設定の種類

2015年11月時点ではあまり普及していませんが、各キャリアともにSMSに対するさまざまな受信拒否設定が行える機能が用意されています。各キャリアにて紹介している受信拒否設定方法をまとめます。

設定内容各キャリアの設定名称
docomoauSoftBank
SMSの受信をすべて拒否する一括拒否SMS(Cメール)オプションの停止 
非通知でのSMSの受信を拒否する非通知SMS拒否  
海外からのSMSの受信を拒否する国際SMS拒否SMS (Cメール) 海外事業者ブロック機能海外からのSMS拒否
別のキャリアからのSMSの受信を拒否する国内他事業者SMS拒否SMS (Cメール) 国内他事業者ブロック機能 
アドレス帳に登録していない相手からのSMSの受信を拒否する SMS (Cメール) 受信フィルター機能:アドレス帳登録外ともだちメール安心設定
特定の番号からのSMSの受信を拒否する個別番号拒否SMS (Cメール) 受信フィルター機能:指定番号指定拒否
特定の番号からのSMSのみを受信する個別番号受信 指定許可
URLを含むSMSの受信を拒否する  URLリンク付きメール
拒否設定
送信元メールアドレスを詐称した(なりすまし)SMSを拒否する  なりすましメール拒否設定

※主に各キャリアの下記ページの情報に基づき、記載しています。正確な内容や設定方法が必要な場合は、各キャリアのサイトをご確認ください。
SMS拒否設定 | お知らせ | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/info/spam_mail/measure/sms/

迷惑SMS(Cメール)防止方法 | トラブルを未然に防ぐ | au
http://www.au.kddi.com/support/mobile/trouble/forestalling/mail/sms-spam/

迷惑メール対策をする(SMS/MMS) | iPhone | お客さまサポート | モバイル | ソフトバンク
http://www.softbank.jp/mobile/support/iphone/antispam/sms/

SMSの迷惑メール対策の傾向

SMSを用いたフィッシング詐欺の増加の記事でもご紹介の通り、三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行など、金融会社を装ったフィッシング詐欺が増加しています。詐欺の手口に載ってしまった場合は、アカウントへの不正アクセスや預金の不正引き出しなどの被害に合ってしまう可能性はあります。一方でSMSの場合は送信側に費用がかかることもあってか、SMSを用いた迷惑メール等はフリーメールや携帯メール等と比べ、全体的に減少傾向にあります。SMSの撲滅を目的にKDDIが提供していた「安心ブロック」機能も、「迷惑SMSが減少している」という状況をふまえて、2015年11月18日に提供が終了されています。

(参考:SMS(Cメール)の一部機能「安心ブロック」提供の終了について | スマートフォン・携帯電話 | au

SMSの受信拒否設定は必要か

受信拒否設定を行う主な目的は、迷惑SMSやなりすましSMSによる被害の防止です。防止のために受信設定が必要かどうかを判断するポイントは、フィッシング詐欺等のメールは、受信をするだけでは被害はないという点です。SMSの内容を受けてサイトへ遷移して個人情報を入力する、指定の電話番号に電話する、などのようなアクションがなければ被害にあいません。つまり、SMSの受信者が適切に判断できるか、キャリアの拒否設定に頼った方がいいのか、がカギとなります。このような状況をふまえ、受信拒否設定の必要性は、下記のようなことを確認の上で判断されてはいかがでしょうか。

  1. これまで、実際に迷惑SMSメールが届いているかどうかの確認する
  2. (届いていた場合)月に何件くらい届いていたのかを確認する
  3. SMSにおけるフィッシング対策の内容をふまえ、自力で迷惑メールか本当のメールかを判定できるかどうか考える
  4. (SMS受信拒否設定が必要だと判断した場合)受信拒否設定(お願い:本ページ上部にアンカーを付けてください)の中から、自分に適した設定内容を決める

また、SMSを含めた各種コミュニケーションツールにおいては、フィッシング詐欺の様々な手口が新たに生み出されています。ご自身やご家族がそのような被害にあうのが心配な方は、フィッシング対策協議会などの新着情報を確認し、随時注意をはらっていただくことをおすすめします。

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