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プラスメッセージ=RCS(Rich Communication Services)について、これまでの経緯と「+メッセージ」サービス開始までの流れをご説明します。

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Wikipediaによりますと、「Rich Communication Services(RCS)とは、音声通話やショートメッセージサービスなどを代替することを目的とした高機能なサービス、あるいはそれを実現する規格である。」とされています。今でこそ、このような記述になると思いますが、RCSができた当時は、恐らくOTT業者(OTTとは「Over The Top」のことです。 インターネット経由で、メッセージや音声、動画コンテンツなどを提供する、通信事業者以外の企業を意味します。)に対抗するためのサービスを事業者が提供するということが目的だったように思います。

先ずは、過去をおさらいします。

2007年、ヨーロッパの事業者が中心になり、RCSのコンセプトが出来上がりました。その後、議論を発展させRCSのコンセプトを広げるために、GSMAのワーキンググループになり、RCS1.0、2.0などと仕様が策定されました。

日本でも2009年頃から事業者同士で議論が開始されました。こちらも、議論を発展させるために、TTCへ議論の場を移し、RCSSというワーキンググループで、機器ベンダーも参加して議論されるようになりました。ファイル転送やビデオシェア、将来は翻訳サービスなどもという議論がされました。2010年には、RCSのベースとなるIMS(IP Multimedia Subsystem)の相互接続試験も一部の事業者間で実施されました。

しかし、GSMA RCS2.0がJoynというブランド名で展開され、韓国やフランスなどでサービスが導入され、リサーチ会社の報告でも大きな需要が予想されておりましたが、OTTが既に展開しているサービスには勝てず撤退を余儀なくされています。とは言え、GSMAのワーキンググループは導入に関して役割を継続していました。停滞している状況から変化が起きたきっかけ(事業者に影響を与えたトリガー)は、GoogleがJibe買収し、GSMA RCSイニシアチブに参加したことです。RCS6.0をベースにRCS Universal Profile Specificationが導入されることになりました。そして2018年5月に日本の携帯事業者がRCS UP1をベースとしたサービスである「+メッセージ」を開始しました。

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