外国でのSMS利用の小噺(2)
コールセンターのイライラ解消小噺
コールセンターに問合せをしたくてもなかなか電話が繋がらない。繋がらないためにイライラしてしまうということがある。これは日本も海外も同じ。しかし、海外ではSMSを使ってこの悩みを解消している。そのユニークな方法とは、「コールセンターに電話する」のではなく、「コールセンターにSMSを送る」である。SMSは送信元番号が確認出来るため、コールセンターのスタッフがSMSを送信した人に電話して問合せに対応する。SMSの利用が日常化している海外だからこそのアイディアだ。まさに逆転的な発想!
外国間の送金小噺
海外では銀行口座を開設する際に多額の事前預金が求められる場合がある。そのため、銀行口座を保有している人が少ない国も多い。海外で働いている家族が母国に送金したくても振込先の銀行口座がない。そこで銀行が考えたサービスが、1回だけ利用可能な口座番号と暗証番号を発行する仕組みである。送金依頼があった際に、銀行からお金の受取人にSMSを送り、そのSMSを受信した人は送られてきた口座番号と暗証番号を使ってATMでお金を引き出す。SMSだと送達確認が出来るため郵便ではなくSMSが利用されている。