テキストメッセージの変遷
今さら感はあるが、今回はテキストメッセージの生い立ちを考えてみたい。
40歳代の方なら懐かしいポケベルが日本でのテキストメッセージの出発点である。単に呼び出し音を鳴らすだけだったものが、1990年代はプッシュ信号(DTMF)による数字を、その後プッシュ信号の組み合わせにより文字を送信できるようになった。バブル期には、女子高生が公衆電話からブラインドタッチでメッセージを送る姿があった。まさにメル友ならぬベル友時代。
携帯電話やPHSでテキストメッセージサービスの提供が開始され、ポケベルと異なり双方向通信ができること、そして何より利用料金が下がったことにより爆発的に利用が広まった。テキストメッセージサービスもポケベルから携帯に移行されることになった。
当初は、P2P(いわゆるユーザ間)通信だけだったが、現在では携帯電話のアプリ起動に使われるなど様々な用途に利用されている。