国際SMSとは
SMS(ショートメッセージサービス、ショートメール、short message service)の大きな特長の1つに、世界中で利用できるサービスであるということがあります。他国の携帯電話・スマートフォン宛に送ることのできるSMSは、「国際SMS」と呼ばれ、各主要キャリアからサービス提供されています。
送信方法
国際SMSの送信は国内での送信方法とは異なり、以下の通りとなっています。
1.宛先を入力する (※1、※2)
「010」 + 「国番号」 + 「相手先番号」 + 相手先携帯電話番号
2.本文を入力する (※3)
3.送信する
※1 機種やキャリアによって「010」の代わりに「+」にて代用できます。
※2 相手先電話番号が0で始まる場合は、始めの0省いて入力する必要があります。
※3 基本的に半角160文字、全角70文字までが上限です。
(機種やキャリアによって一部異なります)
料金
NTT docomo、au、SoftBank、楽天モバイルの主要4キャリアで国際SMSを使用する際、月額料金は無料で、送信時のみ1通ごとに送信料が必要となります。各キャリアごとの半角160文字、全角70文字以内の国際SMS1通あたりの送信料は以下の通りです。(2020年11月時点)
キャリア | 1通あたりの送信料 | 備考 |
---|---|---|
NTT docomo | 50円 | 文字数によって金額は変動。(50円~500円) 最大半角1530文字まで送信可能 |
au | 100円 | 半角140文字、全角70文字まで(端末により送信可能文字数は異なります。) |
SoftBank | 100円 | 送信文字数に応じて料金が異なります[1通あたり100円から1,000円(全角70~670字相当)] |
楽天モバイル | 100円 | Rakuten Linkを利用した場合 海外指定66の国と地域:0円 その他の国と地域:100円/全角70文字 |
送受信できる国
送受信できる相手先は、キャリアによってやや異なります。詳細はキャリアのサイトでご確認ください。
ドコモ:送受信できる相手先の国・地域と海外通信事業者
https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/worldcall/sms/
au:送受信できる相手先
https://www.au.com/mobile/service/global/sms/
ソフトバンク:国際メール(SMS)サービスエリア
https://www.softbank.jp/mobile/service/global/outgoing/mail/area/
楽天モバイル:国番号・通信料金一覧
https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/international-sms/#fee
どんな時に国際SMSを使用するか
国際SMSを使用するメリットは、電話番号しかわからない相手にメッセージを送れるという点です。その利点を生かすシチュエーションは、下記のような場合です。
- 長期間連絡を取っていない相手と連絡を取りたい時
- フリーメール等で返信がない相手と連絡を取りたい時
- 事故や災害などが発生している地域の人の安否を確認したい時
このような場合では、携帯電話に搭載されているSMSに直接メッセージが送られるため、SMSが届いた場合には相手に読んでおもらえる可能性は高くなります。もし連絡が取れた場合には、フリーメールの連絡先を交換してコミュニケーションを続けることをおすすめします。というのも国際SMSはフリーメールと異なり、送信側に1通ごとに100円前後の費用がかかり、文字数にも制限があるからです。相手がインターネット環境を確保できない場合を除き、コミュニケーションを深めていく手段としては、より安価かつ制限のない連絡手段を用いることが得策でしょう。