SMSとeメールの違い
スマートフォンの普及に伴い、ソーシャルネットワークサービス(SNS)の利用者が増えている。ソーシャルネットワークのサービス上、複数のアカウントをひとりのユーザーが保有することを避けるため、SNS提供者はショートメール(SMS)を用いて独自に規制をおこなっている。では、EメールとSMSの大きな違いはなんだろうか。
Eメールでは無料メールサービスも含め1ユーザーが複数のメールアドレスを保有することが許されている。しかし、SMSでは携帯番号を唯一の送信先とする。
一般的には携帯番号を複数保有する人は少ないため、携帯番号を確認手段とすることで複数のダミーアカウントの作成を回避させている。もちろん、嘘の携帯電話番号を登録することも可能ではあるが、SNS提供者は認証コードを登録された携帯電話番号にSMS送信することで実在しない携帯電話番号か否かを確認している。この送達確認が出来る仕組みはEメールにはないSMSの特徴と言える。
現在の日本においては、犯罪防止の観点から厳密な本人確認が行われたうえで携帯電話は購入されているので、申告された携帯電話にSMSを送ることで、利用者の匿名性を維持しながらも本人確認をすることも可能となる。